脳梗塞後遺症の在宅リハビリマッサージでよくある間違い

脳梗塞をはじめとする中枢神経疾患に対するリハビリの本質的目的は「損傷された中枢神経系の再生を最大限に促すように働きかけ、患者を取り巻く環境に適応するために必要な機能を獲得すること」なのです。一方、中枢神経疾患に対するリハビリの実践では、国際的にみても「課題指向型アプローチ」が主流となっています。

課題指向型アプローチとは、達成すべき課題をめいかくにして、具体的な環境場面の中で現有の機能(パフォーマンス)の最適化をはかっていきます。本来、脳梗塞のを中心とした中枢神経疾患患者に対する理学療法の目指すべき目標は、運動機能の向上にあります。リハビリの評価で、特に重要となるのは運動機能の実用性の程度を検討する事が大事で、また、代償機能の獲得も含め、リハビリマッサージの介入によって 現状の機能における改善可能性の可否について十分検討していくことです。

そして、評価に基づいて治療の対象と優先順位を明確にして、限られた時間のなかで最大の効果をあげれるようにプログラムを立案していく必要があります。 最近では、在宅や施設への訪問で脳梗塞やパーキンソン、その他疾病へのリハビリマッサージが求められてきていますが、特に確立されたリハビリや治療法があるわけではありません。

ただし、マッサージだけでは運動機能は回復しないのに ただただマッサージのみをして、 運動療法も機能改善も何もせず時間を無駄に過ごした事に後々気付く方も少なくありません。

当院は運動療法に寝たままでもファンクショナルトレーニング、体幹トレーニング 等をとりいれており、ただ動けるようになるだけでなく、姿勢を改善し、しっかり2本足で歩いて生活できることを目指し本来持っていたカラダの状態を目指していきます。

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