脳梗塞の後遺症でリハビリが必要になったら介護保険は使える?

ある日突然、自分や家族を襲う脳梗塞。脳梗塞を発症した場合、亡くなる人は約7%、その後完治する人は約20%、後遺症が残る人は約73%といわれています。脳梗塞を発症すると、多くの人がその後リハビリを必要とするのです。

自分や家族が、脳梗塞の後遺症を改善するためにリハビリが必要になった時、できれば費用負担を押さえたいものですよね。
実は、条件を満たせば後遺症のリハビリに介護保険が使えます。

ここではどのような条件を満たせば介護保険が使えて、どんなサービスを受けることができるのかについて解説します。

介護保険について正しい知識を持っていれば、リハビリの金銭的な負担が軽くなりますよ。
また当院では介護保険の限度額を超えた場合でも、医療保険で訪問リハビリサービスの提供が可能です。脳梗塞の後遺症でリハビリが必要な方はぜひ参考にしてください。

 

介護保険制度とは

介護保険制度は、介護が必要になったとき、介護費用の一部を負担してもらえる制度です。40歳になると加入が義務付けられており、給付を受ける際には手続きと審査が必要になります。

介護費用は保険加入者が支払った保険料や税金から、介護保険対象者の所得に応じて7~9割を負担してもらえます。そのため、介護費用の自己負担が1~3割で済むのです。

 

脳梗塞の後遺症でリハビリする場合に介護保険は使える?

脳梗塞の後遺症でリハビリが必要な場合、介護保険は使えるのでしょうか。
介護保険の対象者は以下のとおりです。

  • 第一号被保険者
    (65歳以上)
  • 第二号被保険者
    (40歳~64歳の老化が原因の特定疫病で介護認定を受けた人)
脳梗塞は特定疫病に該当するので、40歳以上であれば介護保険が使えます!

 

介護保険が使えるリハビリサービスにはどんなものがある?

介護保険の対象者であった場合には、どんな形でリハビリを受けられるのでしょうか。
介護保険で受けられるリハビリサービスについて以下にまとめました。

  1. 通所リハビリ(デイケアサービス)
  2. デイサービス
  3. 訪問リハビリ
  4. 施設に入所中のリハビリ

 

①通所リハビリ(デイケアサービス)

通所リハビリは、病院や介護老人保健施設などの医師がいる施設に通い、集団活動の中でリハビリを行うサービスです。
通所リハビリの場合は、運動・入浴・他者との交流などもリハビリに含まれます。

②デイサービス

デイサービスは、通所リハビリと同様に施設に通いリハビリを行うサービスです。集団で行うか個人で行うかは施設によって異なります。

医師がいないため、主に介護職員が「機能訓練」というものをします。機能訓練といえど、有資格者がいるデイサービスでは、本格的なリハビリを受けることができます。

【機能訓練とは】
歩行・関節可動域訓練、誤飲防止の口の体操など日常的な生活動作の維持・改善を目的とした活動

③訪問リハビリ

訪問リハビリの場合、病院や介護老人保健施設から理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハビリ専門の職員が派遣され、自宅を訪問してくれます。利用者のペースでリハビリを行えたり、個人に合わせたきめ細かいサービスを受けられるメリットがあります。

④施設に入所中のリハビリ

介護老人保健施設または介護医療院に入所した場合も介護保険を使ってリハビリを受けられます。上記と比べると短時間のリハビリになることが多いです。

施設によって個人や集団、リハビリ内容など差がありますので、事前に内容をよく確認してから施設を選びましょう

介護保険には限度がある?

介護保険は無制限にリハビリサービスを受けられるというわけではなく、限度額が設定されています。限度額は要介護度によって異なります。

【介護度認定区分の目安と介護費用支給限度額】

区分 介護度認定区分の目安 介護費用支給限度額
(1ヶ月あたり)
要支援1 要介護状態予防のために少し支援が必要 50,030円
要支援2 日常生活に支援が必要
機能改善の可能性がある
104,730円
要介護1 立ち上がりや歩行が安定しない
入浴や排せつなど部分的な介助が必要
166,920円
要介護2 立ち上がりや歩行が難しい
入浴や排せつなどの一部か全介助が必要
196,160円
要介護3 立ち上がりや歩行ができない
入浴や排せつなどの全介助が必要
269,310円
要介護4 日常生活能力が低下している
日常生活全般に全介助が必要
308,060円
要介護5 意思の疎通が難しい
日常生活全般に全介助が必要
360,650円

限度額を超えても介護サービスを受けられますが、利用料は全額自己負担になります。
リハビリを全額自費で受けると1回の利用で数万円かかることも。
そうなると、家計にかなりの負担になりますよね、、、。

 

当院なら医療保険で制限なく訪問リハビリサービスが利用できます!

介護保険の限度額がギリギリだから、今後のリハビリが全額自己負担になる!とお困りではありませんか。当院なら医療保険を利用して、制限なくリハビリマッサージや運動機能訓練などのリハビリサービスを受けられます!

リハビリにかかる費用負担が1割もしくは3割のみですみますので、家計に負担をかけずにリハビリできますよ。医療保険適応の流れや当院の料金目安は以下のとおりです。

【医療保険適応の流れ】

  1. 無料体験時に症状をお聞きし、医師に宛てて同意書を作成して頂けるよう書類を作成致します。(作成料5000円相当無料)
  2. 後日書類のお渡し
  3. 書類お持ちの上、かかりつけの医師の診察で同意書がOKという形になれば、医療保険が適応となります。

【当院のサービスを1回利用した場合の料金目安】

証明書 1割負担の場合
(1回あたり)
3割負担の場合
(1回あたり)
後期高齢者医療被保険者証 約300円~500円 約800円~1,200円
その他の健康保険証 約300円~500円 約800円~1,200円
心身障害者医療受給者証 自己負担なし
(一部の方は1割負担あり)
自己負担なし
(一部の方は1割負担あり)
生活保護受給証明書 自己負担なし 自己負担なし
金額は医師の同意書の内容によって前後します

他店とすずき訪問マッサージの違い

 

まとめ

この記事では脳梗塞の後遺症でリハビリにが必要になった場合に利用できる、介護保険制度について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

脳梗塞を発症した場合、約73%の方に後遺症が残るため、多くの方がリハビリを必要とします。そんな時は介護保険制度を利用すると、1割から3割の自己負担でリハビリサービスを受けられます。

今回の記事のポイントについて以下にまとめました。

***記事のポイント***

  • 介護保険対象者は第一号被保険者と第二号被保険者
  • 脳梗塞による後遺症のリハビリは介護保険が使える
  • 介護保険が使えるリハビリサービスは、通所リハビリ・デイサービス・訪問リハビリ・施設に入所中のリハビリの4種類がある
  • 介護保険には限度があり、限度を超えると全額自己負担になる

介護保険には限度があり、全額自費でリハビリサービスを受けるとすれば、1回あたり数万円かかることもあります。そうなると、リハビリが家計の大きな負担になってしまいますよね。

当院の訪問リハビリサービスなら、医療保険を使って制限なくリハビリマッサージや運動機能訓練が受けられますよ。リハビリが1割か3割の負担なら、家計への負担が少なくてすみます。

介護保険制度について正しい知識を得ることで、自分や家族が脳梗塞を発症した時の費用面での心配事を減らせます。介護保険の限度を超えてしまいそうになったら、医療保険を利用してリハビリを負担なく続けていきましょう。

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